体への影響

歯槽膿漏は口の中の細菌が歯茎などで繁殖して起こる病気ですが、その健康リスクは口の中だけにとどまりません。なんと、その原因菌は呼吸や唾液などを介して肺に取り込まれます。それだけではなく、歯茎の毛細血管を通じて体に入り込み、あらゆる場所でその猛威を振るうのです。果たして、歯槽膿漏の体への影響にはどのようなものがあるのでしょうか。

まず、歯槽膿漏の原因菌が肺に取り込まれたときのリスクですが、真っ先に上がるのが肺炎です。肺炎は日本人の死因第4位の病気であり、その97%が高齢者だとも言われています。つまり、高齢者になればなるほど、歯槽膿漏での死亡リスクが高くなるのです。

それだけではなく、歯槽膿漏の原因菌は血管や心臓の中で血栓を作りやすくします。それは心筋梗塞や脳梗塞の原因にもなるため注意が必要です。なぜなら、日本人の死因の2位は心疾患、3位は脳血管疾患であるためです。そのほかにも糖尿病の関わりで重要な働きを持つインシュリンの働きを妨げたり、妊婦の陣痛を促して早産の原因ともなります。

口内の病気であるはずの歯槽膿漏ですが、さまざまな健康リスクが生まれます。そのため、大きな病気の第一歩ともなり得るため、事前の対策が重要となるのです。